日本ではデザイン思考と呼ばれるこの手法を、グループワーク中心のコースワークで学んだ。
デザイン思考とは、問題解決のプロセス手法のひとつである。デザイン思考の先駆けとしては、スタンフォード大学d.schoolの講義やデザインコンサルティングファームIDEOが有名である。
d.school発行Bootlegによると、デザイン思考のプロセスは以下の5つである。
Step1: Empathize 共感/共感は、人間中心デザインプロセスの基礎となる。
Step2: Define 問題定義/問題定義とは、共感して発見した説得力のあるニーズとインサイトを分解・融合し、具体的で意味のある挑戦を選び出す行為である。
Step3: Ideate 創造/創造はアイデア創出に焦点を置いたデザインプロセスの1段階である。
Step4: Prototype プロトタイプ/プロトタイプは、アイデアや探索的内容を頭から出して物質世界に落とし込むものである。
Step5: Test テスト/テストは、解決策を洗練し、よりよいものにするための機会である。
今回の授業では、世界で起きている複雑な問題(Wicked problem)を取り上げ、チームごとにデザイン思考を用いて、解決(プロトタイプの創造)を目指すことが目的とされた。
授業のスタイルは講義中心ではなく、ディスカッションや作業を伴うものが多かった。授業で用いられていたpptもデザイン性が高く、これまで受けたことのない授業形態であった。
最終的なプロトタイプのテストの場として、Universal Expo 2025 という場が設けられた。2025年パリで行われる万国博覧会という設定のもと、各チームが来場者にプロトタイプをテストしてもらう。
この授業では、アイデアの発想力だけではなく、写真、絵、ppt、ビデオと、とにかく視覚化(Visualize)することが求められた。プレゼン(Pitch)は基本的には短いもの(60−90秒)で、「言うのではなく見せる」ことが徹底された。
教授は生徒のやる気を尊重し、自由な意見やアイデアを常に求め続けた。
日本で受ける授業と比べ自由度が非常に高く、先進的な授業であった。次回は、上記で述べたUniversal Expo 2025についてまとめる。








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