ルーブル・ランスはルーブル美術館の別館であり、フランス北部ランス(Lens)にある。2012年12月4日にオープンした。
このルーブル・ランス建築の背景には、ランス(Lens)の町の復興がある。ランスは炭坑の町として知られていたが、90年に最後の炭坑が閉じてからは売りになるような産業もなく、町は高失業率にあった。このルーブル美術館の別館を誘致することにより、官民一体となり、ランスを盛り上げていくみたいである。
8時48分パリ北駅発のTGVに乗り、ランスには10時に到着した。料金は一ヶ月前に予約していたので往復30ユーロであった。直前の予約だと60ユーロほどかかると思う。
| <TGVの車窓から> |
| <Lensに到着> |
ランス駅から美術館まではシャトルバスが走っており、7分程で到着する。
この美術館を設計したのは、日本人の妹島和世氏と西沢立衛氏の建築ユニットSANAAである。世界中から集まった100件以上のコンペの中から彼らの設計案が採用されたらしい。SANAAは建築界のノーベル賞と言われるブリッカー賞を受賞している。有名な建築作品は金沢21世紀美術館である。
Louvre-Lens
Rue Paul Bert, BP 11, Rue Hélène Boucher, 62301 Lens
日本の建築家が建てたからか、どことなく日本国内にある建築と似ている気がする。美術館の中にはカフェやブックセンターはもちろん、小さな図書館も入っている。IDとPWを発行してもらえばwifiも無料で利用可能である。
地下にはクロークなどがあり、ガラス越しで美術館の内部を見る事ができるつくりになっている。日によっては美術館の作業員が実際に働いているところを見る事が可能だ。
今年2013年12月3日まで、常設展会場「Galerie du temps(時のギャラリー)」は入場無料である。オーディオガイド(英語)も無料で貸し出してもらえる。
常設展の特徴は、ワンフロアに全作品が展示されていることである。入り口から順に年代が古いものが展示されており、奥に行く程近代の作品が展示されている。常設展の一番奥には、※ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」が展示されている。
※追記
ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」は、12月上旬にパリのルーブル美術館に返却されるみたいである。
SANAAの現代建築の中に、古代の作品や中世の作品が一度に並べられている常設展のフロアはとても迫力がある。ルーブル本館のような重厚感はないが、ここには本館やパリ市内にある美術館とは違った視点で鑑賞を楽しめる環境がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。