エイラート発の便は7時10時14時の三便がある。通常ならもう一本あるが、金曜の夕方から土曜の夕刻まではシャバットという安息日にあたるため、交通機関はもちろんのこと、店の営業もストップする。
10時のバスを目指し宿を出る。外に出てみると状況は悪化している。
雪がかなり積もっている。路面電車はもちろん走っていないので、歩いてセントラル・バス・ステーションを目指す。
靴の中に氷水が浸水してくるし、足場は悪し、これは本当に辛い。バス・ステーションまでは3キロほどある。道が良く分からないが、トラムの路線を頼りに目的地を目指す。
| <雪の中をひたすら歩く。> |
| <袋を巻いて歩いている人がおおい> |
| <積もり過ぎだろう。> |
靴に浸水してきた氷水のせいで足の感覚がなくなってくる。20キロほど重さのあるバックアップを背負い、3キロの雪道を歩くは相当きつい。凍死するのではないかと不安になってくる。
どこか中に入れる店を探すが見当たらない。
ようやく、近くに立派なホテルを見つけ、中に入って休憩させてもらう。
ペトラ・ゲート・ホテルという場所だ。なかなか綺麗だったので、予算に余裕を持って、次回利用させてもらいたい。
| <宿泊客は雪が止むのを待っている> |
1%の奇跡を信じ、14時発のバスを目指す。セントラル・バス・ステーションのオフィスを発見したが、オフィス自体もやっていない。エルサレム脱出の道は完全に塞がれた。
| <バス・ステーションを発見する。> |
| <営業してる訳がないか。> |
旧市街に戻るのは嫌なので、新市街付近で宿を探す。
初めにアレンビー2という宿にたどり着く。宿のオーナーはいないが、ゲストであるデンマーク人のおじいさんが宿に入れてくれる。
おじいさんがオーナーに電話してくれ、宿の料金は50米ドルと言われる。歩き方には40米ドルと書かれているが値上がりしている。
ゲストではないから出て行かなければならないと言われるが、wifiが使えたのでゆっくりさせてもらう。
宿を探していると、エルサレム ホステル&ゲストハウスというところが空いているというので、とりあえずそこを目指すことにする。
明日は安息日なので、交通機関もストップするし、レストランやスーパーも営業していない。天候も良くならないだろうし、明日はエルサレムからは出れない。食料を探しながら、ホステルを目指す。
食料を買い込んでる地元の人に聞きながら、そのお店を目指す。パン屋みたいなところを発見する。地元の人がパンを買い込んでいる。イスラエルだから高いだろうなと思っていたが、パン13個で10シュケル(300円)であった。
| <パンを買い込む地元の人々> |
その後スーパも発見し、ジュースやお菓子を購入する。最低限の安息日対策が完了する。
ホステルまでは遠かったが、無事到着する。
レセプションの雰囲気は欧州のYHと似ている。一泊80シュケルである。
お洒落なところで良いなと初めは思ったが、運が悪かった。自分の部屋に入ると、強烈な臭いがした。部屋が臭いのかと思っていたら、部屋にいるおじいさんの臭いであった。デンマーク人80歳のじいさんである。こんなに臭い部屋は初めてである。また、部屋の暖房が入っていない。夜は寒くて寝られなかった。
雪のエルサレムなんて本当に運が悪いなと思っていたが、雪が滅多に降らない国であるイスラエルにとっては、とても特別な日だということに気づかされる。
宿にはイスラエル人も泊まっており、雪景色のエルサレムを見る為、テルアビブから来たという。
夜はみんなで、シャバットと雪が降ったことをお祝いする。全くお祝いする気にはなれないが、レセプションでも雪を喜ぶ張り紙がされているので、本当に喜んでいるようである。
| <パン13個10シュケル> |
| <ヘブライ語のお菓子とジュース> |
| <Happy snow holiday> |
明日は安息日なので、ホステルでゆっくりし、明後日エルサレムから出られることを祈る。
追記
三日間雪が降り続けたが、エルサレムで三日間雪が降り続いたのは70年ぶりらしい。37cm積もったらしい。(2013年1月には短時間ではあるが大雪が降り、それは20年ぶりだったとのこと。)
そして、この次の日、エルサレムにあるパンは全て売り切れたらしい。
| <夜も雪が降り続く。> |
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